他を認めてますか?

 現在地球上には、58億人とも59億人とも言われる人間が暮らしています。生活習慣も違えば言葉も違い、文化も違えば価値観も違う、様々な個性を持った人間が生活してます。これに、時間的なものを加えて考えれば、その多彩な人間の数も倍増します。
 この様な状況の中で、ただ自分と違っていると言うだけで、他を否定しようと争う事は無意味なことではないでしょうか? いくら他を否定しようとしても、現実、自分とは別の、数多くの違った人間が地球上に存在しており、生活しているのです。 『俺が正しい!』 と言ったところで、全体から見れば58億分の1の違い相った人間の中の1人に過ぎません。
 地球上の生物から見ても同じ事が言えます。 『人間は霊長類で、この地球上で最も優れた種なんだ!』 なんて言ったところで、他の生物と同じ遺伝子を持った単なる生物です。数多くの違い相った種の中の一つでしかありません。人間はあまりにも傲慢に生きてきた為、その付けを払わされる運命にあります。結局、他を否定しても、争っても、何も変えれないんです。他は他であり、自分とは違う存在なんですから。他を否定する事で、かえって自分が周囲から否定されかねません。
 他を否定しようとするのではなく、他を認めましょう!認めると言っても、他の言いなりになる事ではありません。
 “つまらない拘りを捨て、無意味な争いをせず、他を思いやる心を持つ”
ことです。それが、いずれ自分の為となり、人を救い、地球上の生命全体を救うことになると思います。
 皆さんも、先ずは身近な事から考えてみて下さい。
   『彼奴のあそこが気に入らん!』
   『彼奴らは気に触る!』
と、思った時、今一度考え直してみて下さい。ひょっとしたら受け入れられる事かもしれません。自分の都合ばかり考えず、ほんの少し相手の身になって考えてみて下さい。相手の立場、考えや人生が見えたら、相手がいとおしく思えてくる事もあるものです。